妊娠15週に無頭蓋症と無脳症の診断をうけ、我が子を産み、3人で乗り越える我々の経験を記しています。
今回は入院する前のお話
無脳症、無頭蓋症という診断、お腹からいなくなってしまうことなど
理解が追い付かず心の整理がつかないです。
しかし、入院や出産後の準備や考えなければならないことがあります。
今回は入院前や出産前に準備、相談しておくことを5つまとめたので紹介します。
入院までの流れ
入院、出産までに準備、相談したことはこの5つです。
一つずつ解説していきます。
心の整理がつきませんが、家族と協力することが一番大切です。
家族に報告
まず、自分、旦那の親に報告しました。
心の整理がつかないまま無理に電話すると上手く話せない、泣いてしまうことがあるので、
LINEや、メールでも十分だと思います。
落ち着いてから直接会って、ゆっくり順を追って話すほうが混乱しないと思います。
職場に連絡
自分の中では一番つらかったです。
心の整理がついていない状態のまま電話で状況を伝えることが苦しかったです。
しかし、入院と産後休暇など仕事に穴をあけることになるので話しました。
自分の話した内容を例にすると
①受診のため休みをもらったことへの感謝
→今日はお休みいただきありがとうございます。報告したいことがありお電話しました。
②今の状況と今後について
→受診した結果、お腹の中の子が無頭蓋症、無脳症という診断がありました。
母体の安全を考え、お腹の子を産むことにしました。
〇日から一週間くらい入院になります。退院後もしばらく休むことになり、ご迷惑をおかけします。
今後の休業期間含め先生と相談し、落ち着き次第またご連絡させていただきます。
自分が休むことで職場に迷惑がかかる、このことを電話でしっかり伝えて入院に臨みます。
入院準備
12週以降の人工妊娠中絶の入院期間は個人差がありますが、
最短で3日、長くて1週間です。
1週間入院のつもりで準備するのがいいと思います。
入院の流れや内容に関しては別の記事で綴っています。
準備物品は病院によって違うと思いますが、
入院して意外と自由に動けないので、飲み物を持っていくことや使い捨てのものの用意がお勧めです!
お別れの準備
まだ、心の整理がついていない中でつらいですが、お別れの準備と心構えが大事です。
夫婦でしっかり話さなければなりません
・出産後赤ちゃんと思い出を残す
・赤ちゃんにあげるもの
・棺、お布団、骨壺を選ぶ
・火葬の日
思い出を残す
生まれた後、赤ちゃんと一緒に思い出を残すことができます。
辛くて考えることが難しいと思いますが、夫婦で話し合って決めて病院に伝えましょう。
我々夫婦は写真を撮り、ふれあい、共に過ごし、家にはへその緒が残っています。
3人で笑って過ごせたことが大切な思い出です。
赤ちゃんに残すもの
棺に入れてあげるものを買ったり、作ることができます。
私は折り紙を折り、マスコットキットでハリネズミをプレゼントしました。
空に行くまでさみしくないように明るくしました
♡
棺、お布団、骨壺を選ぶ
火葬の際に使う棺と棺の中のお布団、火葬後に骨を入れる骨壺を選び、買います。
サイズやデザイン、価格さまざまあるので夫婦で決めるのがいいと思います。
私は入院中、助産師さんから話があり、LINEで旦那に連絡し、一緒に決めた後手続きはお願いしました。
火葬の日
退院前には決めておかなければならないことです。
火葬の日取り、時間を決めます。
火葬の日と、予約は旦那にお願いしました。家族と相談して決めるのがいいと思います。
カレンダーの友引の日は「友を引く」の意味から火葬は避けたほうがいいです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は死産や、12週以降の流産、無脳症などによる人工妊娠中絶で入院になる際に準備しておくことについてまとめました。
ショックや、気持ちの整理がつかないまま何をすればいいか頭が回らないですし、辛くてしんどいですね。
少しでも参考になればと思います。
乗り越えられますように…
最後まで見ていただきありがとうございました!
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